【きもののいろは】~帯の柄付け~

こんにちは!

りんりんです

今日も良い天気で、洗濯物が良く乾きそう(^.^)

さて、今日は「帯の柄付け」について

帯には3つの柄のつけられ方があります

1つ目は『全通』(ぜんつう)

これは、帯の全体に柄があり

結ぶ際に柄合わせをする必要もなく

何も考えないで巻ける帯です

初心者さんは、この全通しと呼ばれる帯をお勧めします

2つ目は『六通』(ろくつう)

これは、帯全体の6割にしか柄がありません

そのため、巻く際に柄のない部分が来ないように

気を付けて巻く必要があります

3つ目は『お太鼓柄』(おたいこがら)

これは、巻いたときに

前腹のところと、お太鼓部分にしか柄がない帯のこと

お太鼓部分を作る際には、柄がちょうど良い位置に

くるように作らなければいけません

ですから、どちらかというと上級者向けになります

というように、帯全体に柄があるもの

お太鼓部分にしか柄がないものなど3種類の帯があります

初心者さんは、帯を選ぶときには

この柄付けにも気をつけて選ばれることをお勧めします

しかし

なぜ、このように柄付けに差があるのでしょうか?

「全部全通にしてくれたらいいのに」

と思いませんか?

理由は、手間(=金額)です

帯は、体を二巻きして結んでいますので、

一巻き目に柄があっても、実際には二巻き目によって

隠れてしまいます

ですから、厳密にいえば一巻き目の部分に柄がなくても良いのです

逆に、全通といわれる一巻き目に柄が

施されているものはその分手間をかけています

よって、お値段も高くなります

ですので、全通といわれるものは贅沢であり

お値段も高くなります

※プリントは除きます

このように、ちゃんと理由があります

ですので、帯やきものを見る際には

どのように作られているのか

どれくらい手間がかかっているのか

どれだけの技術が使われているのか

を気にしてみてください

そうすることで、価格と商品が釣り合っているのかわかる

と思いますし、

お着物や帯が洋服より高い理由が見えてくると思います

逆に、釣り合っていないものも見えてくるでしょう

しっかりと、見て聞いて商品価値を考えることで

悔いのない買い物にもつながると思います

以上、帯の柄付けについてでした!

最後まで読んでいただき有難うございましたm(__)m

りんりん

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