きもののコーディネート②【ポイント5つ】

こんにちは!

りんりんです

前回は、着物のコーディネートはどんなものなのかという点で

お話しましたが、今回はちょっとしたポイント5つについてお話していきます!

目次

コーディネートのポイント5つ

皆さんは、きものを着るとき何を考えてコーディネートしていますか?

色合わせや、柄合わせなどきっと迷うことも多いと思います。

そこで、以下の5つのポイントを踏まえるとコーディネートしやすくなるのではないかなと思います。

着物のコーディネートをするうえでのポイント5つについてお話します♪

➀TPOを合わせる

②季節を考える

③どんな自分を見せたいかを考える

④帯締め・帯揚げは同色にしない

⑤小物で遊ぶ

それぞれについて詳しく書いていきます。

➀TPO を合わせる

これ、基本的で一番大切なことです。

素敵か否かの前に、考えるべき重要なポイントでこれを間違えると台無しになってしまします。

1、いつ着るのか

2、どこへ着て行くのか

3、どんな場面で着るのか

この3つをしっかり考えましょう!

TPOを考えるのは、きもの・帯だけではありません。

襦袢・帯締め・帯揚げ・帯留め・半襟・足袋・草履すべてが当てはまります。

友達の結婚式に行くのか、ちょっとしたパーティーに行くのか、ホテルにランチを食べに行くのか、浅草で食べ歩きをするのか・・・

それぞれのTPOで失礼にならない、恥をかかない、浮かないようなコーディネートを心掛けましょう!

②季節を考える

これも大事なポイントです。

袷(あわせ)を着るのか、単衣(ひとえ)を着るのか、薄物(絽や紗など)を着るのか。

お襦袢・帯を始め全ての小物たちも季節を合わせなければいけません。

そして、季節柄がありますので季節にあった柄なのかを考えてコーディネートしていく必要があります。

また、おきものの世界では季節の先取りは良しとされていて、季節遅れはよろしくないとされていますので気を付けましょう。

先取りをする場合は、お襦袢や小物から変えていきます。

例えば、5月後半・6月から長襦袢や帯締め・帯揚げ夏物にするというものです。

柄も同様で、アジサイならば先取りで5月ごろから身につけると素敵ですね。

これらを間違えてしまうと、「暑苦しいな」「寒そう」「季節感が無いな」等と思われてしまうので、注意しましょう!

③どんな自分を見せたいか

「どんな自分を見せたいですか?」

これ、私が呉服屋さんで働いていた時に結構使っていたセリフです。

やはり、お客様も何が良いかわからなくなってしまったり、迷ってしまうことが多いんです。そんな時、「どんな自分になりたいのか」「どんな自分を見せたいのか」「自分を見てどんなふうに思ってもらいたいのか」を明確にすると、ゴールが決まるのでスムーズなコーディネート選びができるものです。

ですので、一度考えてみてください。「どんな自分を見せたいか」

④帯締め・帯揚げは同色にしない

これ、結構おきもの初心者さんがやりがちなことなんですよね。

実は私もこれやっていました( ;∀;)

最初の頃って、なぜだか帯締めも帯揚げも同色を持ってくることがお洒落で

安心するコーディネートに見えたものです。

しかし、帯揚げ・帯締めどちらも同色にしてしまうと・・・

コーディネート全体としてみたときに、二段の線に見えてしまうんです。

そこだけ目立ってしまい、全体のコーディネートとして残念なことになってしまいます(‘ω’)

ですので、できるだけ同色は持ってこないように意識してみましょう!

⑤小物で遊ぶ

小物とは、ここでは足袋・草履・帯留め・帯締め・帯揚げを指しますが

この小物たちで遊ぶのポイントです!

例えば、シックでシンプルなコーディネートでも帯締め・帯揚げで全く別の明るい色を差し色として入れると、引き締まった印象になったり華やかさが出たりします。

また、あまり目立たせたくないという方は足袋で遊ぶのもお洒落です。

レースのものであったり、ビーズのついているものであったり、刺繍が施されているものであったり色々なものがありますので、活用していただけると足元がぐっとお洒落になりますよ♪

そして、一番遊びやすくて私がお勧めする

便利なものが「帯留め」です(^。^)

帯留めは、お値段もお手頃なものが多いですし

本当にバリエーションがたくさんあって選ぶのも楽しんですよね。

また、小さい物なので目立ちすぎることもなく、使いやすいと思います。

春であれば、桜やチューリップ・キャベツなど

夏であれば、ビールやスイカ・金魚など

秋であれば、さんまや栗・紅葉など

冬であれば、鍋や雪だるま・クリスマスツリーなど

遊び心を入れて楽しいコーディネートをしてみたくださいね♪

今日のきもの

今日は、ぜんまい紬の単衣に鳥獣戯画の名古屋帯を結んでみました!

ぜんまい紬は、山形県の米沢紬から派生したもので

ぜんまいから取った綿を織り込んでいるおきものです。

とても素朴で優しい風合いが特徴的です。こちらも結城紬と同様に

単衣には向かないとされますが、そこまで不便を感じることはありません(´▽`)

そして、鳥獣戯画は京都の高山寺に伝わる絵巻物からきているものです。

この鳥獣戯画ですが、好き嫌いが分かれるんですよね(笑)

私は、とても可愛くて好きですが・・・

それに、この帯は比較的色々な帯にあわせやすく重宝しています。

コーディネートとしては、どちらかというと秋ごろのものになっています。

小物に関しては・・・

おきものも帯も茶系になるので

帯揚げに差し色のからし色をもってきました!

この差し色を持ってくることで、ボヤっせず引き締まります。

そして、お気づきでしょうか?

蓮根の帯留めです!(^^)!

今記事の前半でお話した遊び心を取り入れています。

遠目で見るとよくわからなくても、近くでみると「あ、蓮根!」となります。

それくらいが丁度良いものです。

このように使える帯留めですが、三部紐という帯締めが必要なんです。

通常の帯締めは太くて入らないものが多いので、三部紐を持っていると重宝することと思います!

ここで、元呉服屋店員であった私がお勧めするのは・・・

「KYOETSU」(キョウエツ)さんの三部紐です!

帯締めなのに、1990円というお手頃な価格。

お手頃だけど、問題なく締められて

カラー展開も20色と使いやすさ抜群なんです。

淡い綺麗な色は、なんでも合わせやすいです♪

濃いはっきりとしたブルーは、強めコーディネートなどでも帯地に負けず引き立たせてくれます♪

ちょっとした余所行きや、お茶会などで上品・かわいらしいコーディネートを演出してくれます♪

お着物や帯が地味でも、この黄色の帯締めを持ってくるだけで

華やかにしてくれますし、差し色としても使いやすいですよ♪

他にもたくさんのお色があって迷うくらいです(笑)

まだ、三部紐織っていない方は必見です。 ↓

       

お値段もお手頃ですので、色々な色の三部紐をそろえておくと良いでしょう(‘ω’)ノ

まとめ

いかがでしたでしょうか?

コーディネートで迷われている方にとって、すこしでも役に立てば嬉しいです♪

また、小物で遊んでよりおきものライフを楽しんでもらえたらと思います!

最後まで読んでいただき有難うございましたm(__)m

りんりん

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