こんにちは!
りんりんです
さて、今日は「糸の話③」ということで②で紹介
しきれなかったものについてです
まずは、【真綿糸】
↓↓真綿については、結城紬の生地でも触れていますので是非ご覧ください↓↓
https://japa-cal.com/2020/04/27/%E3%80%90%E7%B4%AC%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%80%91%EF%BD%9E%E7%B5%90%E5%9F%8E%E7%B4%AC%EF%BD%9E
本来の真綿の作り方は、
くず繭や玉繭など販売できない繭をつかいます
繭をお湯の中に入れ煮立たたせやわらかくします
やわらかくなったところで、手で少しづつ広げ一枚の布状にしていきます
大きさは、約30センチ×30センチになります
一個の小さな繭をこの大きさにするのすごいですよね(;・∀・)
この広げたものを真綿といい、真綿から引き出して作られた糸を
真綿糸といいます
この真綿糸を作るには2種類
①手で糸を引き出す方法を《手紡糸》
②機械で糸を引き出すのもを《機紡糸》
➀の手紡糸を使っている代表的な着物は
結城紬・牛首紬・小千谷紬・十日町紬などがあります
また、手か機械かで値段も変わってきます
この真綿糸は、素朴さの中に暖かくて、やわらかさ・弾力が
あるので冬に着るにはぴったりです
続いては、【生紬】(なまつむぎ)
これは、糸ではなく紬の種類になります
紬糸を使って着物作りますが、セリシンを完全に落とさず
残したまま作られた着物のことを指します
有名な生産地は、群馬県赤城地方でつくられる
赤城紬は高級織物として有名です
続いては、【絣糸】(かすりいと)
紬(織の着物)を作るときには
糸の段階で、染をしますよね
完成図案に合わせ、糸の段階で縦糸(たていと)・緯糸(よこいと)
が合わさったときに柄ができるように染められた糸を
絣糸といいます
その柄のことを【絣】(かすり)といいます
簡単に言えば、
糸にちょんちょんと、ところどころ染めが入っているものです
(ちょんちょんのところを、絣という)
その絣糸の作り方は主に3種類
・手括り(てくくり)
白いままにしておく部分を布などを使い手で縛って染める
結城紬・久留米絣(くるめがすり)などの絣の技法
・板締め(いたじめ)
凸凹の板に糸を巻いてへこんだ部分にだけ染料を入れて染める方法
白鷹御召(しらたかおめし)など
・織締め=締機(しめばた)
締機(しめばた)で一度硬く・きつく織り、糸が交差した部分だけ染まらない
ようにした染め方で、大島紬が代表的
その他、産地によって独自の絣の作り方があります
最後に、きもの一反作るには・・・
みなさん、きもの一反作るにはどれくらいの繭が必要
だと思いますか??
実は、約2600粒も必要なんです
一粒の繭の長さは、1300~1500mになります
すごい量の繭が必要であることがわかりますよね・・・
ちなみに、
蚕は、約2700頭
蚕の餌である桑の葉は、約98キロ
繭が、約2600粒
生糸が、約900グラム
着物一反作るのに、こんなにも繭を使っているんです
そしてシルクなわけですから、やはり高級ですよね(‘ω’)ノ
蚕に感謝しなければいけません笑
着物が作られるまでには、本当に大変な時間と要力と技術が
つかわれていることがお分かり頂けたでしょうか??
だから、高いんですね~(-_-メ)
以上、糸の話はいったんここまで!
最後まで読んでいただき有難うございましたm(__)m
りんりん
コメント
こんにちは^_^
面白いブログ読ませてもらってます
自分も服は好きなので面白いです(^ ^)
こんにちは!
読んでいただき有難うございます(*´▽`*)
とても嬉しいですし、励みになります!!
今後とも、少しでも為になるような記事書いていきますので
よろしくお願いいたしますm(__)m
りんりん