【きものいろは】~糸の話②~

こんにちは!

りんりんです

今日はちょっと曇っていますね☁

緊急事態宣言も延長になり、よりしんどい状況に

なってきました・・・(-_-)

しかし、今は我慢ですね

皆さん、頑張りましょう!

さて、今日は「糸の話②」ということで

ちょっと深いところまで突っ込んでいきます

前回の「糸の話①」では成り立ちまでお話しました

↓↓読んでいない方は、是非ご覧ください↓↓

https://japa-cal.com/2020/05/03/%e3%80%90%e3%81%8d%e3%82%82%e3%81%ae%e3%81%84%e3%82%8d%e3%81%af%e3%80%91%ef%bd%9e%e7%b3%b8%e3%81%ae%e8%a9%b1%e2%91%a0%ef%bd%9e/

今日の②では

糸に関する色々な用語とその説明をしていきます

まずは、

【精練(せいれん)・練る(ねる)】

この言葉聞いたことありますか??

精練=練る ←どちらも同じ意味を表しています

糸は、糸の主成分であるフィブロインとニカワ質(膠:にかわ)の

セリシンという成分から構成されています

繭から引き出された糸には、そのセリシンがついたままなわけです

そして、

セリシンを取り除くと美しい絹の光沢が現れます

このセリシンを取り除くこと【精練・練る】といいます

着物を作るうえで、絹の美しさを引き出すために

排除されているセリシンですが、、、

実はとても美容効果のあるものなんです

この記事はセリシンには18種類のアミノ酸が含まれていて

美容用品をはじめ、色々なものに活用されています

そして、

染めの着物は、生地を織りあげてから精練する

『後練り』に分類され、生地は艶っとした柔らかなものになります

織りの着物は、糸の段階で精練してから織りあげる

『先練り』に分類され、素朴な風合いがあります


続いては、【生糸】(きいと)についてです

聞いたことありますか??

この糸は、先ほど説明した精練をしていなく

セリシンがついたままのものです

精練していないため、ごわっとしている

繭から引き出されたままの糸ということです

通常、織物にするためにはそのセリシンを落とす精練をしてから

作ります


続いては、【絹糸】について

・・・

今度は何の糸?って感じですかね(;・∀・)

実は、絹糸

生糸を精練したものを指します

生糸から、セリシン(不純物)を除いたものを

【絹糸】というわけです!

思ったより簡単ですよね!?( `ー´)ノ


蚕がいて

繭を作って

その繭からそのまま引いたものが【生糸】

生糸から、不純物のセリシンを排除することを【精練】

【生糸】【精練】したものが、【絹糸】です!!

とこんな感じで、3つのワードについてでした

全部つながっていますよね(^.^)

以上、糸の話②でした!

最後まで読んでいただき有難うございましたm(__)m

りんりん

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