【きものいろは】~糸の話①~

こんばんは!

りんりんです

今日も良い天気で、布団干したり

洋服の衣替えもして充実でした!

さて、今日は着物を作るための大切な「糸の話」

糸の話①なので、基本的な糸の作られ方について

次回の②からは、もう少し深いところまで書きますね!

意外と知らない方も多いのではないかなと(‘ω’)

繭からとったものが、そのまま糸だと思っている方も

いらっしゃるのではないでしょうか?

糸は蚕の作った繭から取られています

1個の繭から一本糸ができるわけではありません

一本の糸を作るためには、

7~8個の繭から同時に糸を引き

撚る(よる)ことで一本の糸にしていきます

撚るというのは、ねじり合わせること

そして、撚(よ)られて作られた糸のことを撚糸(ねんし)といいます

撚り方は、右撚り・左撚りがあります

お裁縫をしている時、

針になかなか糸が入らず苦戦したことありませんか?

一本の糸が、細かい糸としてバラバラになってしまい、それを舐めたり

してまとめることで、針に糸を通しますよね

そう、糸は一本でできていると思いがちですが

数本の細い糸からできています

そして、その撚りというものにも強弱があります

強い撚りをかけているものと、弱い撚りのもので作った生地では

肌ざわりも風合いもちがいます

また、無撚糸もあります

無撚糸は、結城紬などの真綿から手で糸を紡いでいるものです

《撚糸の種類としては以下があります》

強さは、糸1メートルに対して何回転させてかで分けられます

単位はT/m

・弱撚糸(甘撚り糸) 500 T/m

・中撚糸    500~1000 T/m

・強撚糸    1000~2500 T/m

・極強撚糸   2500 T/m以上

・無撚糸    0 T/m

このように分けられます

そして、お着物によって強撚糸であったり弱撚糸を

それぞれ使いわけていますので

風合う・肌ざわり・特徴に違いが出てくるんですね

※ちなみに、お着物だけでなく洋服も同様に言えることです

このように

糸と一言にいっても、単純ではなく奥が深いんです

糸ひとつで、ランクも風合いも肌触りも特徴も

変わってくるので

お着物も洋服もすべて

糸の段階から勝負は始まっているんです!!

以上、今日はここまで

糸の成り立ちについてでした!

これを機に、着物でも洋服でも

グーっと目を近づけて、糸にも注目してほしいです

最後まで読んでいただき有難うございましたm(__)m

りんりん

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