こんばんわ!
りんりんです
今日も暑かったですね~
明日、半袖を出して長袖はしまおうかなと
考えています♪
さて、今日は【紬の世界】シリーズ3つ目
これまで
結城紬・大島紬と書いてきたので・・・
残るは牛首紬(うしくびつむぎ)です!
日本三大紬の3つ目の牛首紬について書いていきます
きっと、三大紬の中でいうならば
牛首紬が一番マイナーといっていいでしょう
そして、ものにもよりますが平均価格が一番高いお着物かもしれません
なぜならば、希少価値が非常に高いからです
牛首紬の主な産地は、石川県白山市です
このお着物の大きな特徴としては、
・日本三大紬の1つ
・緯糸(よこいと)に玉繭(たままゆ)を使っているということ
・紬とついているが、染めのものが多い
・さらっとしているが、ところどころに節がある
上記の特徴について説明します
まずは、日本三大紬の1つであるということですね
(日本三大紬:結城紬・大島紬・牛首紬)
そして、玉繭(たままゆ)を使っているということ
玉繭ってご存知ですか?
通常、繭には一匹の蚕が入っていますが
玉繭は、二匹の蚕が入っています
ということは、
二匹の蚕が、口から糸を吐いて繭を作るわけです
ということは、
糸が絡まるわけです
ということは、
綺麗な糸が取れません(‘ω’)ノ
これが、玉繭の糸の特徴である節のある理由です
そして、節のある凸凹の糸で作る牛首紬は
糸の段階で柄の図案に合わせて、染めをしても
凸凹があるせいで、織ったときに柄が合わなくなってしまいます
だから、牛首紬は染めのものが多いのです
(染めのもの:白生地を織ってから、染を施すということ)
そして、緯糸には節のある玉繭の糸を
縦糸には生糸を使っているので、さらっとしていながら
ところどころに節があるお着物です
感覚的には、、、
ざっくりいうならば、、、
大島紬と結城紬を足して2で割った感じです(;’∀’)
(若干違うかもしれませんが・・・)
この牛首紬ですが、もともとは
庶民の着るお着物でした
昔、着物を作るうえで玉繭はくず繭として扱われ
玉繭を使用した着物は売り物にもならなく、
献上もできませんでした
ですから、作り手さんが自分たちが着る用にと
玉繭を使って着物を作ったのが始まりでした
しかし、玉繭が取れるのは2~3%の確率でしかありません
とても貴重なことがわかりますよね(*_*;
ですから、その玉繭を緯糸に使っている牛首は
非常に希少価値が高く、高価なお着物になります
染めのほうが多い紬になりますので、多種多様な
柄のものがあります
織りでは出せない、特徴的な柄のものが多く
紬があまり好きでない人には、馴染みが良いかもしれません
最後に、牛首紬の証紙がこちらです
とこんな感じで、牛首紬については終了です!
いかがでしたでしょうか?
「初耳!」がたくさんあったら嬉しいです(*’▽’)
最後まで読んでいただき有難うございましたm(__)m
りんりん