【紬の世界】~大島紬~

こんにちは!

りんりんです

今日も暑かったですね

半袖でも良いくらい(;’∀’)

はい、【紬の世界】シリーズ第2弾!

今回は、大島紬についてです

大島紬ご存知ですか?

日本三大紬の1つでもあり

世界三大織物でもあります

世界には、絹織物だけでも3000種類以上ある中で

世界三大織物とされているのはすごいですよね

(日本三大紬は、大島紬・結城紬・牛首紬)

(世界三大織物は、大島紬・ゴブラン織・ペルシャ絨毯)

そして、おばあちゃんやお母さんが持っている確率が一番高い

お着物で、普及率が高いと言えます

きっと、おばあちゃんやお母さんのタンスに眠っている

お家は多いんではないでしょうか

大島紬は鹿児島県の奄美大島が主な産地です

その他の産地としては、鹿児島県・宮崎県です

大島紬の歴史は、約1300年で

日本で最も長い歴史の織物です

作る工程は、約20以上の工程を要します

主には

・図案作成

・糊張り

・しめばた

・染め

・機織

です

上記で、大島紬にしか使われない特徴

「しめばた」です

これが大島紬は2度織るといわれる所以です

この説明は専門用語がとても多くなり、難しすぎますので

省略します(;’∀’)

そして、大島紬の代表的な染め方は泥染めです

しかし、ただ泥で染めるわけではありません

車輪梅(テーチ木)という木の枝を細かく切り、煮立たせ

その煮汁で糸を染め、絞って乾かします

この作業を30回繰り返します

煮汁には、タンニン酸が含まれていて奄美大島の泥に多く含まれる鉄分と化学反応を起こし

艶のある美しい黒色に変化するのです

泥で一回染めて乾かし

テーチ木染めを30回

これを4セット繰り返します

計124回染めていることになります

そして、独特の黒色が発色するのです

このように染め作られた糸を

縦糸・緯糸として織っていくのですが

模様を十字やT字で作っていきます

その十字やT字になるように、緯糸を一本一本

縦糸に合わせて織っていきます

とても大変な作業です

大島紬の中でも、

「本場大島紬」というとても価値の高いものがあります

その「本場大島紬」と認められるには4つの条件があります

①絹100%

②締機を使っていること

③手織りであること

④平織であること

以上をみたして、本場大島紬と認められます

大島紬の種類としては

・泥大島

・白大島

・泥藍大島

・正藍大島

・草木染大島

・色大島

・割込大島

・総絣大島

・横双大島

などです

大島紬の特徴は

・雨に強い

・軽い

・しわになりにくい

・つるつるとした生地で薄い

・袷にしても涼しい

とたくさんあります

衿もおはしょりも綺麗にピタッと決まるので

着やすいと好まれています

前回の結城紬とは、真逆といってもいいような違いがあります

ですので、大島派か結城派でわかれますし

それによって、その人の好きな系統がわかってしまいます(‘ω’)ノ

以上、簡単ではありますが大島紬についてでした

最後まで読んでいただき有難うございましたm(__)m

りんりん

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