こんばんは!
りんりんです
今回は、冠婚葬祭シリーズの『祭』の2つ目
「節分」について書いていきます
※『祭』とは何なのか・・・は以下のURLからどうぞ
⇒【冠婚葬祭】~祭~お正月
「節分」というと、豆まき・鬼退治というイメージだと思いますが
実際は、どんな行事なのでしょうか
目次
節分ってなーに?
「節分」
現代でも、なじみ深い行事の1つですよね
「鬼は外、福は内」この言葉、節分には欠かせないものだと思います
鬼役をたてて、鬼に向かって豆をなげるとよく考えると
ちょっと怖いですよね
しかし・・・
実は、昔は目に見えない病気や災害を鬼に例えていて、それを追い払うという儀式で
豆まきをしていたんです
この豆まきのルーツですが、平安時代に中国から伝わった追儺(ついな)という邪気払いの
宮中行事からきているそうです
なぜ、まくのは豆なのか
現在は、豆をまくのが当たり前で何も疑いませんが・・・
よく考えてみると食べ物の豆をまくのはなぜなのでしょうか?(‘_’)
調べてみると・・・
もともとの鬼退治では、桃の弓・葦(あし)の矢・桃の杖を使っていたそうです
豆を使うようになったのは、室町時代からとされていて
庶民たちに豆まきという風習が広がったのは江戸時代に入ってからでした
なぜ、豆なのか・・・
昔から穀物や果実に精霊が宿ると信じられていました
そして、豆には「魔を滅する」(まをめっする)という意味で「魔滅」(まめ)という字があてられて
鬼を払うものとして使われるようになったんですね
豆といっても本来は、魔よけに使われていたのは小豆でした
しかし、小豆は高価で貴重な穀物であったため、小豆の代わりに手に入りやすい
普通の大豆が使われるようになったんです
また、まいた豆から芽が出てしまうと縁起が悪いとされていたので
炒った炒り豆を使うようになりました
スーパーなどで売られている豆が、炒られたものなのはこのためなんです
病気や災害の例えである鬼を、精霊の宿る豆で追い払い
福を呼び込むということで
「鬼は外、福は内」という掛け声をかけ
るようになったんです
だから、豆まきに使う豆が「福豆」と呼ばれるんですね
節分はいつ?
節分といえば、2月3日のイメージがついているかもしれませんが・・・
実は、2月3日が節分と決まっているわけではありません
本来、節分とは季節の区切り・変わり目をさしていて
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のことで
昔は、この4つの節分の区切りの前日を節分と呼んでいました
その中でも、「立春」は旧暦で1年の始まりでることや
厳しい寒さが和らぎはじめ、暖かい季節に移り変わることから
特にめでたいとされていました
節分のやり方
炒ってある大豆を升になどに入れ、節分の朝に神棚に供えておきます
そして、鬼が来るとされている夜になったら豆まきスタートです
本来の豆まきは、厄年の人か家の主人・年男・年女が行うのが吉とされていましたが
近年は、家族で行うイベントとして子供やみんなで楽しく行うものになっています
まき方は、家のなかで一番奥の部屋から順に玄関に向かってまいていきます
「鬼は外」と言いながら、部屋の外に向かって豆を2回まきます
鬼が戻らないようにドアや窓を閉めてから「福は内」と言って部屋の内側に
向かって豆を2回まきます
これを各部屋全部おこないます
まくときは、手のひらが上になるようにまきましょう
まき終わったら、無病息災を祈りながら自分の年齢+1の数の豆を食べて終了です
また、実は鬼の役の人は必要ないらしいです・・・
が、私は一家の楽しいイベントとして盛り上がるためにも鬼役は必要に感じます(;・∀・)
まとめ
以上、節分について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
知らないこともあったのではないでしょうか(‘ω’)ノ
来年2021年の立秋は2月3日ですので、節分の日は2月2日になります
来年の、節分はぜひ家族みんなで鬼退治して、おいしく豆を食べてくださいね!
最後まで読んでいただき有難うございましたm(__)m
りんりん