こんばんは!
りんりんです
さて、今回は冠婚葬祭シリーズの『婚』
について書いていきます
婚は、文字通り
結婚に関わる行事のことを指しています
では、『婚』と呼ばれる行事を紹介していきますね
目次
婚の行事
・縁談
・お見合い
・婚約
・結納
・結婚式(挙式・披露宴)
婚は、結婚式だけではないんですね
縁談やお見合いまで入ってくるのには、私も驚きました!
結納って?
上記の中で、一番謎めいているだろう結納について書こうと思います
結納という言葉は知っていても、具体的にはわからない方も多いんではないでしょうか
結納とは・・・
婚約を公に周りに知らせ
お互いの家族が親族となること確認し
婚約を証明するものです
そして
結納品や結納金を贈りあう、日本の伝統的な儀式です
男性側の家族が魚や肴を女性のもとに持っていき
女性側は料理でもてなしたことが始まりとされています
その魚や肴が次第に花嫁の衣装などに変化し
伝統的な結納品は形だけとなり、簡略化されながも現代まで続く伝統儀式です
また、地域によってやり方も様々です
結納を行う時期としては、結婚式の3~6か月前の大安の午前中に行うのがベストです
3種類の結納
結納には種類が3つあります
《正式結納》
仲人夫妻が両家を行き来して送りあうことで
両家が顔を合わせないのが正式な結納です
その仲人夫妻には魚肴料(しゅこうりょう)という
お礼をお渡しします
場所:女性の自宅
しかし、両家の家が近くなければ
とても大変なものですので
現在ではほとんど行われません
《仲人有りの略式結納》
両家と仲人が一堂に会して行うものです
正式結納とは違い、顔をあわせます
場所:ホテルや結婚式場
《仲人なしの略式結納》
両家だけであつまり行うものです
仲人を立てることがなくなった今、一番多い結納の形です
場所:ホテルや結婚式場など
そもそも仲人って?
仲人とは、両家の間をとりもつ重要な存在です
婚約から結婚式まで取り仕切る等、「仲人は親も同然」
という言葉があるほどなんです
結婚する二人にとって、一番関係の深く関係が円満な夫婦にお願いするのが一般的で
職場の上司や、学校の恩師にお願いすることが多くなっています
お願いする場合には、遅くとも式の3ヶ月前にはお伝えします
式後には、10~30万ほどのお礼をお渡ししましょう
結納のあれこれ
結納の仕方は関東と関西で大きく分かれます
関東:互いに結納品を取り交わす
関西:男性から女性に贈る
女性からの結納品はない
《結納品》
品目は、9.7.5.3の奇数は基本で9品が正式
結納品にも関東と関西で違いがある
関東の9品
・目録(もくろく):結納品の品名を書いたリスト
・家内喜多留(やなぎたる):食事代とお酒代
・末広(すえひろ):白い扇子
・友白髪(ともしらが):白い麻紐や麻糸
・子有婦(こんぶ):こんぶ
・寿留女(するめ):スルメ
・勝男節(かつおぶし):鰹節
・御帯料(おんおびりょう):結納金
・長熨斗(ながのし):アワビを伸ばしたもの
これら全部を白木一台に乗せる
関西の9品
関西では、5~9品が一般的
・家内喜多留(やなぎたる):お酒代
・松魚料(まつうおりょう):食事代
・寿恵廣(すえひろ):白い扇子
・高砂(たかさご):白髪の老夫婦人形
・子有婦(こんぶ):昆布
・寿留女(するめ):スルメ
・小袖料(こそでりょう):結納金
・結美和(ゆびわ):婚約指輪
・熨斗(のし):アワビを伸ばしたもの
これらを1品1台にのせるのが正式
関東と関西では結構違いがありますよね( ゚Д゚)
《結納金》
御帯料や小袖料として結納金を渡しますが
一体いくらなのか・・・
男性から女性へ贈る結納金の平均としては91万円ほどで
きりの良い50万、100万などで贈ることが多いそうです
結納返しとして、女性から男性に贈る金額は
関東では結納金としてもらった半額
関西では結納金としてもらった一割
というのが一般的です
また、結納返しをしない地域もあります
最近では、時計などの品物で返すこともあるみたいです
この結納金ですが
昔は花嫁衣装を贈っていたのが時代に合わせ現金になったものです
もともとは御帯料や小袖料というように帯や着物を贈っていました
上記の結納品のほかに
・受書:結納品を受け取った証明とするもの
・家族書:家族の名前や本人との続柄などが書かれたもの
等を準備します
服装
正式には、新婦になる花嫁さんは振袖を
両家のお母さんは訪問着・付け下げ・色無地などが良いでしょう
男性は、ブラックスーツなどのフォーマルな装いで格を合わせます
当日、服装に格の違いがでないよに事前に決めておきましょう
顔合わせの場合、上記のように着物でなくても
フォーマルなワンピースなど
改まった装いが良いですね
結納は必ず行うもの?
結納となると、結構準備やら何やら大変なものです
ですので、最近では「顔合わせ」だけ行うという形に変化しています
「顔合わせ」は、その名の通り
顔合わせを兼ねてお食事会をすることです
お互いの家族を紹介しながら食事をするというもので
非常にカジュアルです
現代では、人気のスタイルといえるでしょう
場所:料亭や個室のレストラン
結納と顔合わせどっちがいいの?
どっちといわず、どちらも行ってもいいのですが
都合を合わせることの大変さもあるので
どっちかしか行わないことのほうが多いようです
そのどっちがいいの?の
答えは、それぞれのご家族にあった形で行うのがベストです
事前にきちんと話し合いをして、決めておくというのも大切になってきます
もし、意見が分かれた場合は
しきたりや伝統を重んじるご家庭に合わせ
伝統的な儀式「結納」で行ったほうが良いでしょう
まとめ
以上、簡単ではありますが
「結納」についてでした!
皆さんは、「結納」と「顔合わせ」どちらがよいですか?
または、どちらもしたいですか?
ご自身のご希望はあると思いますが
結婚は家族になるということですので
両家の考えにそって行うことが、今後の良い関係に
つながるとも思います
よく相談して決めてみてくださいね!
最後まで読んでいただき有難うございましたm(__)m
りんりん